「やだっ!お兄ちゃんと一緒にお風呂入るの!」
               「・・・そうは言ってもなぁ。勘弁してくれよ、・・・。
               お前はもう四年生で、俺は五年生なんだぞ…?」










                  
あたしが歩んだ道












               あたしには、自慢のお兄ちゃんがいます
               お兄ちゃんはあたしより1つ年上で、今は中学生
               お父さんとお母さんが共働き夫婦で寂しいときも、お兄ちゃんがいてくれれば寂しくなかった
               あったかくて、優しくて、強いお兄ちゃん
               あたしはお兄ちゃんが世界で一番大好き

               なのに、お父さんの突然の転勤
               教師を務めるお父さんの転勤事情であたしたち宍戸一家は
               東京のど真ん中へと引っ越すことになりました
               今の小学校と離れるのはすごく寂しかったけど、お兄ちゃんがいるから

               お兄ちゃんは、新しい中学校
               テニスの名門、氷帝学園中等部へと転校しました


               「お兄ちゃん、テニス楽しい?」
               「あぁ、楽しいぜ!もやるか?教えてやるぞ」
               「んー・・・、考えとくね」


               始めたテニスを毎日飽きることなく話すお兄ちゃん
               どうやら部活はテニス部に入部したみたいです


               「はぁ・・・、跡部のやつ。何であんなに偉そうなんだよ・・・。ってか本当に俺とタメなのか・・・?」


               夜中にぼそりと呟いたお兄ちゃん
               お兄ちゃんの話によると、関西から転校してきた忍足さんという人と友達になったそうです
               それで、テニス部にすっごく偉そうな人がいるとかいないとか。


               「テニスコートにパラソル広げて執事たちを従えるのはマジ勘弁だよな。激ダサだぜ・・・」
               「お兄ちゃん、氷帝学園って楽しそうだね!」
               「楽しいっつーか・・・俺らみたいな庶民にはついていきにくい学校だぜ・・・」
               「あたしも、中学校からは氷帝学園にしようかな〜・・・」
               「は!?」
               「それで、テニス部のマネージャーになるの」


               そうすればお兄ちゃんと一緒にいられる、
               そう言い掛けた時、少し慌てた様子でお兄ちゃんが肩を掴んだ

               「駄目だ!絶対に駄目だ!忍足なんかに目、つけられたらどうする!
               第一、マネージャーの仕事はキツいんだぞ?
               それにレギュラーのマネージャーになるには審査とかもあるんだぞ?」


               お兄ちゃんが慌てていたのでそれ以上は言いませんでしたが、
               一年後、制服が可愛い、というお母さんの理由であたしは氷帝学園に入学したのでした。


               「お兄ちゃん!これで一緒にいられるねっ!」
               「…勘弁してくれよ…、おふくろ…」









          ☆あとがき
          始めちまいました、宍戸お兄ちゃん。
          ヒロインはかなり甘ったれでシラフの状態で抱きつき魔です。
          こんなヒロインなのに、跡部とくっつけ様と無茶なこと考えてる自分が怖い。
          宍戸さんは宍戸さんで妹が可愛いそうですよ、毎晩一緒に寝てるしね
          お母さんは娘に氷帝の制服を着せたかっただけで自分も働いて
          二人とも氷帝に通わせる気満々です。

          次回はお母さんがたくさん出るかも…(笑)