真っ白で 雪兎のように真っ白で
どこまでも清い存在
僕以外の全てのものは、汚く下等なものだと思っていた
「ふふっ…さぁ、どうでしょう?」
ひらひらと空を飛ぶ蝶を、潰したい
「どうして…そんなこと聞くんですか?」
そして手のひらに張り付いた彼女の破片を一枚、一枚剥がしていく
「私…伊東先輩のこと、嫌いじゃないですよ?」
ゆっくり、ゆっくりと
千切れた綺麗な羽根を、僕の色に染めてやる
「でも…」
逆らえば、
「私…好きな人がいるんです」
許さない
「総悟…っ、ダメ…!」
「なーにがダメなんでィ。だってもう欲しいんだろィ?」
「人…っ、来ちゃうよ…」
「見せつけてやりまさァ…」
「いや…」
「ンなこと言って、しっかり感じてますぜ?」
背筋が凍りついた
目をそらしていただけ、その真実を突きつけられれば余計痛い
やけに温かい日差しも
雲ひとつ無い空も
モノクロームで映る
「…」
胸の中で何度も呟いた名前
呼んで、引き寄せて、溶かせたい
彼女のことを思っている時が唯一の時間だった
『僕』を一人の人間として自覚できる
僕はまた、一人になった
が欲しいだけなのに
それさえも叶わないのか
檻に入れよう
残された手段はそれしかない
「愛してる…」
どうしても僕の元から飛んでいくというなら、
その羽根を折るまで
二度と飛べないように閉じ込めるだけ
それだけ
募 る 想 い は 僕 を 動 か す
アトガキ
初の鴨夢、そして悲恋…多分これが私の限界です(笑)
これ以上暗くは出来ない…かなり頑張った!
多くは語りませんでしたが、ヒロイン3Zバージョンの近藤妹だったらいいなぁなんて妄想してました
鴨夢を増やそう…