艶めかしい水音
               自分の名を呼ぶ熱を帯びた声
               障子の隙間から見える太陽の光が
               の全ての神経を狂わせているようだった



               「…」

               名を呼ばれて、涙で曇った世界に目をこらせば最愛の夫
               瞼を瞬かせたせいか、溜まった涙が頬を伝っていく

               「まーた泣いてんですかィ?」

               くすっという沖田の笑みが聞こえて、もつられて笑った

               「だって…慣れないんだもん…」

               着物の合わせ目を強引に開かれて、
               気づけば身に着けているのは下着だけ
               それをなるべく自覚しないようには沖田だけを見つめていた

               「二人目…俺は男がいいですねィ」
               「あっ…わ、私も…」

               最初は優しい愛撫が少し激しくなっていく
               敏感なところを触られて、弄られて
               じわじわと体中に汗が滲んでいくのを感じていた

               「んぅ…」
               「声、我慢するの止めなせェ…」
               「だって…、が…」
               「大丈夫でさァ。に似て、中々起きねーからねィ」
               「いじわる…はうっ!」
               「今更…ですぜ?」


               生まれたままの姿にされて
               視線を恥ずかしさに中に彷徨わせていると、
               沖田も着物を脱ぐ音が聞こえてきた
               それを手伝いながら、お互いに目を合わせてはくすりと笑みを溢す


               「愛してまさァ…」
               「うん…///」


               何も隔たりがない
               お互い汗ばんだ身体で抱き合うのが気持ちよくて
               もっと、と求める気持ちが高ぶっていく

               「いいですかィ?」
               「ん…一つに、なりたい…」
               「上等でさァ」


               激しい衝撃と
               真っ白になりそうな頭をフル回転させて
               は沖田の名前をひたすら呼ぶ

               幸せで、ただ幸せで
               意地悪なことをされるこの行為でさえ快楽に変わっていく


               「ね…」


               荒い呼吸を共に繰り返しながら、
               沖田に涙を舐められながら、は呟いた





               「ずっと…ずっと一つでいられたらいいのにね…」





               の声に沖田も頷いた

               愛の証
               愛の印

               くしゃくしゃになった敷布が
               それら全てを物語っていた































     全てを終えての後書き

     さて、沖田誕生日企画0’8はいかがだったでしょーか。
     私的には怒涛の一週間だっただな、と思う次第でありますが…
     何しろ毎日二本書いていた、という常にあっぷあっぷな感じだったので
     正直最後まで泳ぎきれるか心配でしたが、無事岸辺に辿り着けて良かったですv
     当初はおきたそうご、の6本だけでしたが、
     それじゃあ普通だな、と思ったが最後。
     何故か14本という倍以上の数になっちゃいまして…
     で、最後は裏っぽくしたかったのもあって、5,6、13,14は続きものかつ微裏っぽくなってます

     ええと…やっぱりこの企画をやってて思ったのは
     私の中で沖田の相手役は近藤妹しかいないという点です(笑)
     端々に出したがりますからね…コレ、頑張った方ですよ!
     近藤妹と沖田の方は血風帳が終わっても二個くらい連載を考えていますので、
     気長に応援してくださると嬉しい限りでございます。

     ではでは、
     この企画全篇お読みくださった方、ありがとうございました!
     また単独でもいいので読んで下されば光栄でございます。